かろうじて読んだ本

11月が終わろうとしている。
気温も急に、真冬並みの寒さとなった。
久々に、2連休をいただいたものの、あれこれ溜まりに溜まった雑用に
振り回され、落ち着いて座る時間がない。

でも、そんな中、かろうじて読みきった本

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荻原 浩 著
『四度目の氷河期』を読了









主人公ワタルは、母の仕事の関係で田舎町に住んでいる。
田舎特有の 外から入ってきた者への偏見。
「よそ者」「父親のいない子」・・・・大人が噂をすることは、
ワタルの周囲にいる子ども達にも大きく影響を及ぼす。

それでも、たくましく生きるワタル。

しかし、ひとつだけわからないことがあった。 
それは自分の父親がどんな人で、どこにいるのか、生きているのかいないのか?母は、教えてくれなかった。
常に頭の中にある自分の父親探し。
それが、母が遺伝子研究所で働いていることや 自分の体格や運動能力が普通ではないこと、母の部屋にある本を手にしたことから、ワタルなりの検証が始まる。

そして、出した答えは、
 「ぼくはクロマニヨン人の子どもだ」

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そ、そうくるか! と思いながら、この一見突拍子も無い思いつきにもみえるワタルの考えだが、
小学校、中学校、高校とワタルの視線で、それぞれの時期の子どもなりの悩み、親にはいえないこと、思春期・・・と成長していく姿がえがかれている。
描かれていると同時に、いろいろな家庭事情を持つ子と親の問題提起もふくまれているような気がした。
大人の事情・・・・でも、こどもには何の罪も無い中で悩み続けているし、逞しく生きるすべを手に入れるものもいることを。
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by hello02 | 2008-11-21 07:31 |