親と子

前回読んだ 本岡さんの「夏の魔法」。
プロフィールに『50歳になってミステリーから離れることを決意。』
と、書いてあった。
「夏の魔法」は、その心機一転の第一作目だったようなので 逆にミステリー作品を読んでみようと思い手にした本

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本岡 類 著

『羊ゲーム』を読了






ここでも描かれていたのは 親子の姿。
今回は、自分がまねいてしまったミスにより休暇をとらされている刑事と 就職活動をするわけでもなく何をしているのかわからない息子。
そして、休暇をとらされた途端に起こった、息子の不祥事。
妻にまかせっきりだった息子の姿は、家にいる時間があるからこそ気になる。

心にダブルパンチを受け日々を過ごす中、迷宮入りしていた、ある大学生が殺された事件は意外なところで自分の息子と繋がっていた。
休暇中とはいえ刑事魂に火がつき、自分で見えない闇の部分を探し出そうとする。


自分の足で歩いて 地道に事件の真相をあぶりだしていく刑事の姿と親としての本音が絡まりあい 最後の最後まで目が話せない展開だった。
タイトル『羊ゲーム』がそのまま、この事件を解くキーワード。

夏の魔法も親子の姿を描いていたけれど、今回も手法は違えど主軸になっているのは親子の姿。
 しかも、読み進める中でところどころに 「むふっ」と笑ってしまうようなユーモアもあり、またまた気になる作家さんが1人増えそうな感じです。
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by hello02 | 2008-09-07 05:38 |