ラティーノ・ラティーノ!

 あの放送を聞いたら、読むしかないでしょう(笑)

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垣根 涼介 著

南米取材放浪記
ラティーノ・ラティーノ!を読了








 「いい小説を書くためには、
      その小説の舞台となる場所に実感を持つ必要がある」
という持論をもっていらっしゃるだけに、この徹底した取材 (取材という枠を超えた取材と言うべきか?)があってこそ、小説「ワイルド・ソウル」が生まれたんだと改めて感じた。
と同時に、垣根さんの『素』の部分も垣間見えた感じがして この取材記も興味深く読めた。


地球のほぼ裏側に位置するその国の自由さと危うさ。 そこへ敢えて入り込んでいく彼の大胆さと同時に併せ持つ繊細かつ熱い感覚。
垣根さんの表現をそのままお借りすると 日本人=平和ボケした草食動物。
まさに平和ボケした、生死に係わるような危機的状況に陥ったことがない者(私)には、ここでも再びガツン!と殴られたような状態。

やっぱり 垣根さんは凄い! でも、
 「暗がりを絶えず窺い、《おれを舐めんなよ》オーラを発しながら、内心ビクビク歩いていた」
こんなところを読むと ちょっと強面の垣根さんも、可愛らしくみえてくる011.gif



第1回ポプラ社小説大賞 優秀賞受賞作品
   というのを見て 読んでみた
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真田 コジマ 著
「アンクレット・タワー」を読了






イケメンの彼氏に振り回されながら、その外見にこだわるナツキ。
5年前に別れた彼女との再会に驚き、彼女の近況を探り出したいマサシ。
不妊症の事実に理解を示す夫に 浮気を提案するマイコ。
この3組の恋人・夫婦がもたらす、どこにでもありそうな恋愛問題を同時進行させながら、
そこに共通して流れていたのは『送電線用鉄塔に登った少女》のニュース。

この少女の起した「ニュース」をきっかけに 3人それぞれの心の変化に納得したり、ホッとさせられたりしながら読み終えた。
相手を思う心を見直し、素直な自分であることの大切さを柔らかく残していってくれた作品だった。
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by hello02 | 2008-05-08 01:48 |