4月に読んだ本

・・・・たったの、2冊!005.gif 005.gif 005.gif
何をしていたんだか! しかも、5月になって記事をアップしているし008.gif


確かに、いろいろとあった4月ではございましたが
やっぱり、本のアップははずせない058.gif





まずは、 内山 安雄著  「ダッシュ」を読了
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北海道 上歌ダムでは補修工事のため水抜きをし、そのダム底に沈んだかつての上歌地区が姿をあらわしているという「案内状」が 佐竹隆二のもとに送られてきた。
そこには、旧集落の跡ははなく、16年ぶりに息子を連れて帰省した佐竹やかつての村の人々が目にしたものは、いくつかの人骨だった。

現在と16年前とを物語が行き来する中で解き明かされていく佐竹一族の真実。また、隆二自身が「ダッシュ」と呼んでいる自分の中のもう一人の自分。

村がダム底に沈む前に起こっていた 不法就労者と在留特別許可をもらった者との問題やアジアからの労働者と村民との対立、そして、このダム建設によって起きた利権者との対立。
隆二が「ダッシュ」とともに過ごした少年期は、そんな大人たちを見ながらの生活だった。
人間の醜さや哀れさ、そして、追い詰められていったときの人間の狂気とそこにみえる本性。
隆二の心に残していったもの、それは・・・。

閉鎖的な村が舞台とはいえ、アジア人不法労働問題などを織り込んだこの物語は、今の社会にも通じるものがあると感じながら読み終えた。



やっと手にすることができた、この本!
 垣根 涼介 著 「君たちに明日はない」を読了
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読み終わって、すぐに思ったこと
垣根さんって、こういうタッチの文章も書かれるんだ! へぇ~~! 意外な一面を見た感じ



リストラ請負人、村上真介。
様々な会社のリストラ対象者達との面接の日々。 しかし、その裏では対象者の履歴から鋭い透察力・分析力によるを要求される仕事でもあった。
そんな仕事を請け負う真介自身もかつては、リストラにあい、現在の会社の社長に声をかけられた身であった。


今まで読んだ垣根さんの作品とは、カラーが異なる内容だった。 しかし、恋愛あり、垣根さんがお得意?とするマシンの描写などは、ここでもしっかりでてきた。(笑)
「感動」とかそういった感覚を抜きにして シンプルな感覚で読めた。
そういえば、主人公のこういった言葉に、素直にうなずいてしまった私。
                  ↓

「それまでのもやもやとした気分が、一気に四散してゆく感覚。 基本に戻ればいつだって物事はシンプルになる。 なら、そういうチョイスをすればいい。 それが、自分にとっての仕事の幸せだ」 
         (「君たちに明日はない」より 一部抜粋)
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by hello02 | 2008-05-04 09:58 |