ごった煮ですが(笑)

今月は、電車に乗っている時間も多かったので、本は少しだけど読めた。
でも、感想をまとめる時間も無く ためこんでしまったので
久しぶりにゆっくり パソコンの前に座っても どうも進まない。042.gif

とりあえず備忘録がてら 読んだ本の紹介







f0154563_12385187.jpg

  熊谷 達也 著
  「邂逅の森」を読了










時代は、大正から昭和初期の話。
『マタギ』(狩猟)としての波乱に満ちた松橋富治の人生が描かれている。

物語全体、山の自然・山の神・「マタギ」として生きる男達の戦い・力強さに満ち溢れ、全て東北訛りで語られていても、決して読みづらいわけではなく、むしろ その言葉の持つ力が物語を支えている感じがした。
特に、後半の展開はパワーアップしていき、読み終えたときは本当に言葉にならなかった。



f0154563_1256689.jpg

道尾 秀介 著
「骸の爪」を 読了





主人公「道尾」が、宿泊先である仏所(工房)の寮で夜に見聞きしたもの。
それは、男の声・笑う千手観音・「マリ」と呼ぶ声・。
この出会った奇妙な事件に 友人で探偵の「真備」と彼の助手の「北見」を連れ立って再び仏所を訪れる。
連続して起きた仏師の失踪。そして、20年前に起きた仏師の失踪との関係は・・・・。
真備と北見がその推理をはたらかせ 謎解きに挑む。


仏像に囲まれて寝泊りするということそのものが、不気味さをかもしだしているのですが。
でも、仏像に関するウンチクが出てきたり、仏師の世界がのぞけたり、思ったほどドロドロせず読みやすかった。
この物語も、後半の展開が面白く感じられた。


f0154563_1314158.jpg


  垣根 涼介 著
  「クレイジーヘヴン」を読了





27歳の旅行会社営業サラリーマンがで犯してしまった殺人。
また、ヤクザの女として生きていた圭子との同居生活。
人生に自暴自棄になった者が、何を思い、何を感じ、何を求めていくのか?

垣根さんお得意のタッチで描かれたこの物語。
コカインとかでてくるから再び南米の話かと思いきや、今回は日本でのお話。
そして、何度も出てくる「自分を規定するフレームを超える」という件。
この言葉が、物語を読みながら何度もストレートに響き、暗い中にも微かな
光を感じさせるものだった。


f0154563_13332255.jpg


 荻原 浩 著
「誘拐ラプゾディー」を読了








自分の人生のケリのつけ方について考える 伊達秀吉。
あれこれ考えているうちに ひょんなことから「誘拐」をする羽目に。
服役中にシゲさんから教えられた『完全なる誘拐の法則』に従いうまく事を運んでいたはずが、
とんでもない事が待ち受けていた。

あ~~~、痛快コメディでした。
ちょっと「なかよし小鳩組」に通じるものもあり、なんだかお人好しな主人公もさることながら、周りを取り囲む登場人物もなかなかの兵ぞろい。
伊達秀吉なんて一回聞けば忘れそうにない名前の誘拐犯と伝助少年のやりとりは、裏で起きている恐ろしい(笑)動きを全く感じさせず、笑を誘う。
でも、最後にちょっぴりほろっとさせるあたりは、やはり荻原さんのうまさかな。

答えは「ぴゅ~」だ!(笑)
[PR]

by hello02 | 2008-03-22 13:48 |