青春だなぁ

久しぶりに恩田さんの本を読んだ

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恩田 陸 著
「夜のピクニック」を読了












毎年、全校生徒が朝の八時から翌朝の八時まで(夜中に数時間の仮眠を挟む)、歩き通すという北高鍛錬歩行祭。
そして、高校三年生にとっては、高校生活最後のイベント。
このイベントに様々な思いを胸に参加した西脇、戸田、甲田、遊佐らを中心に時間・体力・精神面の変化が描かれていく。

青春真っ只中の高校生活では、部活の話もあり、恋愛話もあり、家庭の話も、進路の話も・・・と話題は尽きない。
その話題を80km鍛錬歩行の中、登場人物たちの会話にうまくちりばめられていて、時間の経過とともに表れる体力の変化と心の中の変化(葛藤)が、この物語の魅力となっているように思う。

久しぶりの恩田ワールド。 ここのところ男性作家の作品に触れる機会が多かったせいか、言葉の柔らかさや場の空気の柔らかさなどを感じながら読み終えた。
恩田作品を読むといつも感じるのは、「色」。
場面や人の心の中など、この人の作品に私は、いつも「色」を感じる。

まだまだ、恩田さんの作品は未読のものがたくさん。 次はどんな色を楽しめるかな?
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by hello02 | 2008-03-20 00:42 |