また新たな世界との出会い

f0154563_2323069.jpg



道尾 秀介 著
「片眼の猿」を読了










盗聴専門の探偵事務所『ファントム』を経営する「三梨」。 谷口楽器の「苅田」から、ライバル会社である黒井楽器が楽器デザイン盗用の疑いがあるために、内部盗聴を依頼されていた。
そして、なかなかその依頼された仕事が進捗しない中、「三梨」が盗聴してしまった殺人事件。








あらすじを言ってしまうと、この次々起こる話の面白さを半減させてしまうので、詳しくはふれられないけれど、出てくる人物一人一人、誰もが何か謎めいていて、怪しく感じられる。
だけれど、すぐに犯人が分かってしまうほど単純なストーリーでもない。
『ファントム』があるアパート「ローズ・フラット」の住人達もなかなかの個性派ぞろいで、ストーリーの中でも重要な役目を持っている。
単なる犯人探しだけでなく 「眼」「耳」「鼻」「腕」「頭」「足」・・・と体の一部になんらかの特長を持った彼らが、劣等感ではなく気にせず強く生きる心にもスポットがあてられている。

最後に語っている 三梨の言葉・・・こういうの好きだな。
『眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない。』
[PR]

by hello02 | 2008-02-15 23:34 |