The Catcher in the Ororo???

サリンジャー幻のの第2作ではなく (うふふ)
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荻原 浩 著 
「オロロ畑でつかまえて」
を読了

この本を読むときは、
顔がにやついてきますので ご注意を!(笑)










昨年末に絶対このお正月は 家に篭もって本を読むぞ~!
と、勢いよく図書館へ出向いたものの、お目当ての本がなく、
ちょっとがっかり。
それでも、興味ある本はがっつり借りてきた。


まずは、荻原 浩さんの本を3冊

『オロロ畑でつかまえて』 サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」とは全く関係ない話
フタマタカズラが咲く年は、村に異変が起こるといわれている牛穴村。 その村の青年会会長である米田慎一が「村おこし」のため出会ってしまった(探し求めていた相手ではない)弱小広告代理店の「ユニーバーサル広告」。
出会ったがために、巻き起こるハチャメチャな企画とその危ない行動にハラハラさせられながらも、村人達と都会の人間とのちぐはぐなやり取りに 笑ってしまう。
いやいや、ユニバーサル広告の社長・石井をはじめ、社員達のキャラもなかなかの食わせ者ぞろい。 こんな危ない綱渡り式で仕事してる会社・・・・現実にありそうだわ。


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で、その『オロロ・・』の続編ともいえる
 「なかよし小鳩組」を読了


またもや ユニバーサル広告のハチャメチャなご活躍ぶりが展開されていく。
社長・石井がやっと取って来たと思った大きな仕事。 ところが、出向いてみるとそこは『仁侠』の世界。
断るつもりが、どんどん墓穴を掘って、仕事を受けざるを得なくなる。
特に ユニバーサル社員の杉山の行動は、別居中の一人娘を預かることから、自分の生活を見直してみたり、「ヤクザの人」も顔負けの行動に出たり、その言動が最後までこの物語の軸となっている。
しかし、ただのアルバイト社員「猪熊」が、まさかの展開のきっかけになるとは!

(実は、「なかよし小鳩組」を先に読んだ私。 どうも最近、シリーズ物を逆読みする傾向にあるなぁ~)


さて、同じ荻原さんの作品でも、がらりと雰囲気が違う本
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      「さよならバースディ」を読了




前2冊を読んだ後だったので、ミステリー路線の作品に少しだけ躊躇しながら・・・でも、いつのまにか読みきっていた。
霊長類研究所で働く田中は、ある日、同じ研究所に働く恋人(藤本)にプロポーズをした。しかし、彼女はその翌日に研究所で自殺をする。
それを見ていたのが 天才ボノボ「バースディ」。
二人は、バースデイと一日の大半を研究しながら過ごし、バースディの類まれなる能力を立証するため日々研究を重ね、その成果をも発表した。
しかし、そこには田中が知らない 大学の組織にによる裏の動きがあった。
純粋に研究に没頭していた田中が、彼女の自殺の原因を探るべく 彼女が残した物を使い、バースディとのコミニュケーションを図ろうとする。
そして、そこで分かった驚くべき事実。 田中だけが知らなかった事実。 
事実を知ったからこそ、「研究」として人間に育てられたバースディが、生きていくべき世界を決断した田中の苦悩。
人間のエゴイズムと純粋すぎるほどに研究に没頭するが故に悩む学生の姿、そして、その人間達を信じて生きてきた動物の姿。 コミュニケーションとは何のための手段なのかと考えてしまった。

いやいや、荻原作品はまだまだ、いろいろな世界が覗けそうだな。
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by hello02 | 2008-01-04 23:43 |