一番鶏

一番鶏が鳴く時間・・・といわれても、
身近に鶏の鳴き声を聞くことも無い現実。
平凡な暮らしを毎日送っている私がこの本を読み終わったとき、胸が締め付けられる思いがした。
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「午前三時のルースター」
  垣根涼介 著







少年の祖父は一代で築き上げた会社ジュエリー・ナカニシの社長。母は社長の一人娘。 父は、娘婿という立場だった。
そしてその父は、4年前サイゴンに生産工場を作るための視察に行って行方不明となった。
 
ベトナムへ行方不明となった実父を捜しに 会社に出入りしている旅行代理店勤務の長瀬、そしてその友人の源内とともに旅立つ。
現地に着いて 次々と起こる不穏な動き。
そして、やっとのおもいでたどりついた時、そこに突きつけられた真実。
16歳の少年がみたその現実は 非常にも切なくやりきれないものであった。
受け取った『時計』を川に放り投げる瞬間、父との決別・自分のおかれている現実への選択・・いろんな思いがよぎったであろう。

・・・・と感想を書きつつ かなり作品にはまり込んでいる私(笑)

   ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


先日読んだ『サウダージ』はアキシリーズの第3弾だったようで(汗)・・・。
しかし、
図書館で次に見つけたのは下記の本。 これは、第2弾のようで(滝汗)・・・。
ま、アキのルーツを探すということで読んでみた。

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『ギャングスター・レッスン』  垣根諒介 著



やられたなぁ~。というのが正直な感想。
Lesson1『裏戸籍』から始まって、『試走』、『実射』、『予行演習』、
Lesson5『実践』まで。
アキの「ギャング」としての成長が物語りの展開とともにわかる。
そして、アキ・柿沢・桃井のそれぞれの立場が「サウダージ」より、より明確になった感じ。
「ギャング」に親しみを感じる私ってどうかしてるけど、ここに出てくる「ギャングデビュー戦」のアキには、ハラハラもさせられるし、憎めないところもある。

垣根さんの3作品を読んでいると、「筆力」を感じる。男臭さというのかな。
車のエンジン音もBGM代わりに流れていて・・・。
こりゃ、年末・年始も 垣根ワールドに浸りそうな予感!

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ギャング繋がり(無理矢理)で、久々にこのシリーズも借りてきて読んだ

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「池袋ウエストゲートパークⅥ」 石田 衣良 著


お馴染みの「IWGP」シリーズ。
あの「マコト」がキングやGボーイズたちと様々なトラブルに立ち向かう。
いつものように、「なぁ、あんたなら・・・」と呼ばれると、
目の前に「石田さん」がいて、話しかけられているような錯覚に。(笑)
いつも、思うけれど、石田さんってどんな方法で取材をしているのだろう?
そんなことを思いながら、また、サクサクと読めたIWGPなのでした。
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by hello02 | 2007-12-19 10:05 |