あ゛~な日に読むこの一冊

昨日の「あ゛~」な日が終わる頃、ふと主人に「何かお手軽な本はない?」と聞いたてみた。
・・差し出された本は「こまだらボケ・・・」(なわけないだろがっ!)ではなくて、
「ぶつぞう入門」  柴門ふみ 著

このモンスター母ちゃんに手も足も口も出ない主人が 私に仏門に入れ!と
ナイスなボケをかましてきたのかと思いましたが、これが結構おもろくて、
「あ゛~」な日はどこへやら飛んでってくれました。

寝るのも惜しんで読んだために またもや頭がボケボケ。




この本の編集部の人が、柴門ふみに「『女東海林さだお』を目指してください」と言っただけのことはあって、イラスト入り・サイモン的評価つきの仏像入門編なのだ。
もちろん、主人も私が仏像を見るのが好きなのは知っていてこの本を渡してくれたのだろうけど、見るのが好きっていうだけで、詳しい知識は何も持っていなくて、しかも 読んでも読んでも聞いても聞いても「トコロテン」方式で知識が抜けていく私にはもってこいの本だった。

仏様の「着衣がイッセイ・ミヤケ風で頭がパパイヤ鈴木」 とか、髪型は「スーパーサイヤ人に変身した悟空」てな説明だと !ピンときて容易に想像できるじゃないですか。
明王も実は、如来だったというより 「不動明王は、キレちゃった大日如来が変身した姿」なんて言われたもんなら、ハロハロ的にはがっつり頭に残る。

知り合いの「仏像マニア」ちゃんが読んだら どういう反応をするか?今度会ったら聞いてみたいもんだ。


他に、ここ最近読んだ本

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「羽田健太郎のピアノ初めて物語」 中央公論社

日本に初めて渡ってきたピアノを追って、ピアニスト「羽田健太郎」が浜松、長崎、山口・・・そしてヨーロッパへと旅する
日本にピアノを持ってきたのは、長崎の出島で軍医として赴任していたシーボルトだったとは驚いた(知らなかった・・・)
シーボルトは、『国境を越えて全ての人が理解し合う世界』を理想としていたように 羽田健太郎さんは『あらゆるジャンルを越えて、全ての人が理解し易く親しみを持てる音楽観』を実践し教えてくれた人ではないだろうかと私は思う。
それにしても、羽ケンさんが亡くなったことは、今も信じられない。


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「水のなかの蛍」 池永 陽 著  集英社


俊彦(小峰)が住む「風見館」は、不思議な建物であるとともに、彼を含む4人の住人も不思議な
過去を持つ人達だった。 その過去は「前奏曲(プレリュード)」という喫茶店に集まる人達との繋がりの中で徐々に解き明かされていく。 俊彦がひょんなことから関わるようになった「蛍」も。 関わる彼らは共通して「水子」など「赤ん坊」がらみの過去を秘めていた。 
現実と「むこう」の世界をいったりきたりするような浮遊感を持ちながら、読了。


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「サウダージ」 垣根涼介 著  文藝春秋

「関根」と名乗る過去を持つ男、耕一。 一方 裏金の仕事を手伝うことになった「アキ」。
見ず知らずのはずの二人だったが、実は共通の知り合い「柿沢」と「桃井」がいた。
耕一は、過去に柿沢たちの仲間になりきれず棄てられ、アキはようやく柿沢たちの仲間として動きだしていた。 
女に引きずられ 最低の人生から一発逆転・海外逃亡を図る耕一。 対照的に 素性がバレないようにと言われながら、純粋な恋愛に「素」の自分が出そうになるアキ。
そんな彼らが、大口の取引現場で強奪に成功するのだが・・・。

なかなかハードボイルド的なんだけど、娼婦DDとの過激な恋愛表現はどうなんだろう?と思いながら読了。 
あまり多く続くと 冷酷さがやや失われる感じもしたけど、好みの問題かな?

それにしても、 今、読みかけている 
同じく垣根涼介さんの「午前三時のルースター」 
いや、これは、別のエントリーでまた。
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by hello02 | 2007-12-07 22:09 |