自衛隊3部作 その2

『塩の街』に続き、同じく 有川 浩さんの『空の中』を読了

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200X年 1月 日本初の超音速ビジネスジェット「スワローテイル」が四国沖で試験飛行中に消息を絶つ

200X年 2月 航空自衛隊演習域で演習中の航空機2機編隊の1機が四国沖で爆発

物語はこの2つの航空機爆発事故から始まる

場面は、主人公の一人 斉木瞬が暮らす高知での普段の様子へと移る。自衛隊航空機で殉職した斉木敏郎三佐の息子、斉木瞬はまだ事故のことを知らないときに浜辺で謎の生物と遭遇する。その話を幼馴染の天野佳江にしてしまった。 佳江は筋金入りの未確認生物好きだった。そして、二人はその生物を「フェイク」と名付け瞬の家に持ち帰る。

そんなときに、瞬の父の死の知らせが入り。身寄りのいない瞬はただ一人で自衛隊葬に出席。
そして、帰宅した瞬は、繋がるはずもない父への携帯電話番号をかけると・・思わぬことが起きる。

一方、「スワローテイル」の事故調査委員として、春名高巳は岐阜基地へ派遣される。と、同時に自衛隊機の生き残り隊員への聞き取り調査も任されていた。 そこで、高巳は、武田光稀(みき)三尉と会う。 そう生き残った隊員は女だったのだ。そして、事故航空域の視察に光稀の操縦するF15DJに同乗する(手加減なしの高度2万メートルへ)。 そこで、何かが空に擬態しているものを見る。 そして、無線に入ってきたものは・・・。ここでみた未確認飛行物体を彼らは「ディック」と名付ける。

この「フェイク」と「ディック」の動きと人間達とのやりとり、そして、それぞれに関わっている斉木瞬&天野佳江、春名高巳&武田光稀の心の動きにも目が離せない。

現実離れした設定の話ではありますが、それでも、登場人物がそれぞれいい味をだしている人間味ある物語でした。
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by hello02 | 2011-01-19 17:58 |