スポーツ小説


久しぶりに(いつ以来?)本の話題を。

最近、全く本を読んでなかったわけではない。
面白い本にも出会ったのに、アップしていない(←単なる面倒くさがり)
睡魔に負けて、読み進まないことが多々ある。
なのに、長編小説に手をつけた。
しかも、ブックオフでもなく本屋で買っちまったし。
 
で、その小説・・・3巻目は今年発売されているけど、
文庫本になっている1・2巻をちょろりとご紹介

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川西 蘭 著    「セカンドウィンド」1、2 を読了




セカンドウィンドとは

第二呼吸。長距離走などで、運動を始めてしばらく苦しい呼吸の時期が続き、
デッド・ポイントを通過すると、突然呼吸が楽になる。これをセカンドウィンドと
呼ぶ。 疲労に対する適応反応とされ、呼吸循環機能の促進により
酸素需要量と酸素摂取のバランスがとれ、円滑な運動の持続が可能になる。
                                   (筆者 川西 蘭)


本の題名であるこの「セカンドウィンド」が、この小説の中でどう意味を持ってくるのかは
1、2巻を読んだ限りでは、まだわからない。

主人公は、横溝洋。自転車ほど楽しい乗り物はないと感じている中学生の彼が、
山岳サイクリングロードで目にしたロードバイク集団「南雲デンキ自転車部」。
おそろいのウエア、ロードバイク・・・・そしてそのスピード。
彼の心に何かをたきつけた時に、ちょうど「青雲杯ジュニア自転車レース」を知る。
初めて参加したレースで、今の自分の実力も知るが、南雲デンキジュニアクラブ
からの誘いも受ける。 
ジュニアクラブ入部までの3ヶ月間(準備期間)のハードな練習。練習生達との
人間関係。中学3年、すなわち高校入試を控えた学年でもあるため、学業と練習、
そして、なにより自分が置かれている環境と育ててくれている祖父への想いに悩む姿。

中学時代の横溝洋の成長を描いた1巻に続いて、
2巻では、南雲学院高等部に入学してからの彼の学院生活を中心に、スランプに陥った
期間の苦悩、苛立ち、そして、そこから再び調子が上向きになっていく姿を描く。


2冊を読んで思うのは、登場人物の人数が多い。しかも、結構なくせ者が多い。

ただ、1巻からでてくる幼馴染みの佐久間多恵は、要所要所で出てきては、
洋の心にガツンとくる言葉を残していくし、自転車嫌いを誇示する祖父も、
洋を突き放しながらもどこか援護している。
2巻で登場する後藤(寮生活で同室となった)など、ありえないキャラの
持ち主ながら、結局のところ自転車部のスケジュール管理はもちろん洋の
バイクデータ分析までしてしまう存在となる。

物語の展開が速いわけでも、大きな展開が待ち受けているわけでもない。
私にとっては、未知の(いや無知というべきかな)世界の話。
それでも、自転車のペダルをこぐ様に、ただただ読み続けていくことに
少しも抵抗はなかった。

すでに発売されている3巻では、洋がまたどのような出会いと成長をしていくのか?
何故祖父が自転車嫌いなのか、1巻、2巻で出てきた洋の耳に響く「フォルツァ」の
謎。 それらが、明らかになるのかどうか?
また、機会があれば、読んでみようと思う。
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by hello02 | 2010-11-04 08:46 |