本家 お塩様

行ってまいりました。

塩谷哲 ピアノコンサート2009 in Tokyo
     "solo piano=solo salt tour"


ツアー最終日の7月4日(土)、 第一生命ホールでのLIVE


この日とても慌しい一日で、ホールに着いたのが、開演10分前。
しかも、前日あまり寝ていないし、LIVE前にちょっと食べる時間もなかったし(これは、私にとって重要な問題)・・・。
言い訳を一杯しておりますが、思い出せるだけ思い出してみました。






ソルトもお初だと言っていた第一生命ホール。
こじんまりとして、余計な装飾もなくどの位置からもステージがみやすそうないいホールでした。私が聴いた位置は、後方列とはいえソルトの手元から足元までバッチリ見える良席。 超ラッキー!

ほぼ定刻に 始まる。

ステージ下手の出入口が開き、ソルトが出てくるのを注目して待つ観客。
しかし、見事にフェイントをかけられ、上手からソルトが走りこむようにして出てくる。

#1  Improvisation
いきなり即興演奏からでしたが、後半あたりに聞いたことあるモチーフが・・・「Morning Bliss」でした。 

MC: (少し照れくさそうな感じで) こんばんは。 塩谷哲です・・・
と、ここで、開演に間に合わなかったお客さん達が何人か入ってこられたので「どちらですか? あ、そこですか?ここ(最前列)じゃないですか? あれ?、ここの(最前列)の3つはどうしたんでしょうか? 」などと言いつつ席に着かれるのを待つ。

ツアー最終日だということでしたが、ほぼ1ヶ月ぶりのLIVEだったようで、どうも緊張している感じ。
LIVEはなかったものの、売れっ子ソルト様は超多忙な日々だったらしい。
すぐLIVEモードにはもっていけないのか 会場がし~んとしているのをふっきるように「やっぱり、これをやろう!」と言い出したのが 今回のツアーの目玉 早口言葉。

ツアータイトルにもなっている「solo piano=solo salt」をsaltが促すテンポ(これがメッチャ速い)で続けて2回言うというもの。 (結構 口元がしゅるしゅるしゅるしゅる言います)
なかなかご本人が思っているように客席の息が揃わない。
「そろぴあの・そろそると。  5連符ですよ。 あかさたな・はまやらわですよ」(うん! 確かに)
さらに、「ありがとう・こんにちは の感じですから」・・・まぁ、そうなんだけど・・・・。
  
  空気が和み始めたところで
#2. Don't Know Why


MC:バッハの時代には、 楽譜にその時代に活躍していた作曲家たちが書き込んだあとがあり(落書き感覚かしらね)、バッハの作品も本当にバッハの作曲なのかどうか怪しいものがある。
このメヌエットも 近年になってクリスティアン・ペツォールトの作曲だったことがわかったらしい。
モーツアルトの作品にK(ケッヘル)という作品番号がついているように、バッハの作品にもBWVと番号がついている。 このBWVというのは、Bachなんとかなんとかというものですよ・・・(おいおい!) で、それに『Anh』がついていると、散逸した作品か偽作であるということを示す・・・
   と言う説明ののち
#3. Two Menuets (BWV Anh.114 & BWV Anh.115 )

この2曲、saltの楽譜を買ったので弾いてみましたが・・・BWV Ahn.115は、内声部の流れがとぎれないように弾くには、かなり気をつかう。 114の方は、ひたすら練習あるのみ!
で、saltの演奏はというと、凄まじい速さで始まり、2つ目のメヌエットではとても優しく、でもところどころにジャジーなコードが入るこのアレンジを 楽譜に忠実に弾いてくれました。


MC; ピアノを学習していくと、バッハのインベンションやシンフォニアと弾いていくわけですが・・
普通は、メロディーがあってハーモ二ーがついて曲が出来上がっているのですが、バッハの曲はメロディーが追っかけあうように作られているのに、学生時代はメロディーだけ取り出して、ハーモニーやリズムをアレンジしていくことに抵抗があり、その対位法を残したアレンジで作ったのが今回の曲。 20年前のものにしてはよくできていると・・・(自画自賛003.gif
対位法の美しさを残しつつアレンジしたことをわかってもらうために、まず、原曲からひきます。
これが一番緊張する・・・・と言いつつ
#4. Invention Ⅰ BWV 772 (J. S. Bach) ~salt アレンジへ
この曲も楽譜になっているのでトライしましたが、対位法の美しさを残す・・・確かにそうですけど
インベンションの1番なんて両手がそれぞれメロディーを担当するのに対して、salt様のアレンジでは、それを右手で2声部を弾いて、左手でハーモニーを奏で・・しかもどんどん変化していくので、私のような者では頭が混乱するし、やたらめったらなペダルは禁物です。

MC: 少し、重い曲が続いたので・・・(と、1部の締めくくりに選んだ曲は) 
Mr. Madonna
最近は、性別関係なく活躍されている方も多いし、結構パワーももらうので・・005.gif

#5. Mr. Madonna
膝で、リズムをうちながら、足もリズムを刻み、演奏に入る。
こういう入り方、いいねぇ~。 ソルトの足元を見ているとどうもそこにエレクトーン奏者の足元を彷彿させるものがある。 いや、当たり前か、YAMAHAのJOC出身だもの。
途中で、2つの聴き慣れたコードを弾き、会場からも笑いが。 それは、2nd ステージで説明があったけど。
この曲、会場のピアノがベーゼンだったので、CDよりもベースのグォ~ンという鳴りが面白かった。


1st. ステージ終了 15分の休憩に入る。


今度は、客席後方から出てきたsalt
ステージまでタタッと走っていって、「どうしても、普通に出てくることができない!」と言いつつ2nd ステージ開始。
MC: 命と言うものを考えることがここのところ多くて。 先日亡くなったマイケル・ジャクソンに個人的な想いは特にないけれど、彼の残したものは大きい。 先ほどの演奏(Mr. Madonna)の中で、スリラーのコードをちょっと弾いてみました。(と、流行ったムーン・ウォークをやってみせようとする・・けど・・・できない・・・けど・・・練習して、ムーンウォークで登場すればよかったとまで言ってた)
逝く命もあれば、生まれてくる命もあって。 と、プライベートなことですがと断りつつ、先日『長男』が誕生したことを報告。 しかも、saltと同じ誕生日(6/8)に生まれた。 だから、塩谷Jr.でいいと思ったけど、それじゃ受理されないから、名前も考えました。 (43歳にして、1男1女のパパとなったsalt様。)
と言う流れで、 演奏した曲は、
#6. Life with You


#7. Walk Alone
saltが敬愛してやまない小曽根さんのバラードを、slow bossaでアレンジしたと言っていました。
このアレンジ、私は好きだな。

#8. Forest
リクエストが多かったというこの曲を演奏。 たまたま先日この曲の楽譜を見ながら、アドリブを楽譜に起す作業って、結構大変だろうな・・・と思っていたので、取り上げて弾いてくれたことを単純に喜んでしまった。
森の中に優しい光がキラキラと差し込むような感じの音。 でも、まぶしいキラキラ感ではなくて、薄いベールに包まれたようなまろい音。
PAを通さないナマの音って、やっぱりいいなと思った1曲でした。



コンポーザー自ら、作品の解説をしてくれるというのは セミナーを受講しているような感じでしたが、やはりこういうトークは聞き手にとって嬉しいもの。
saltが初めて取り組んだという20分にもわたるピアノ組曲。
1曲ずつ説明をしてくれていたのですが、私自身にある問題が・・・008.gif

空腹からお腹がなりそうになってきたのだ! このタイミングですぜ! まいったまいった。

#9.組曲「工場長の小さな憂鬱」
  Ⅰ  純白の野心
  Ⅱ  森に棲む妖精たちのラベル貼り
  Ⅲ  かそけきものたちの声
  Ⅳ  慈愛
  Ⅴ  うつつと夢
  Ⅵ  ニンフの囁き
  Ⅶ  彩られる明日へ

ものの見事に静かな曲の時に 「ぐるるるる~」 あぁ~ やっちまった。
『お腹よ 鳴らないで』と、そればかり気がかりで、心底楽しめなかった上記7曲。
しかし、タイトルのつけ方が 結構おもしろくて、2曲目などsalt様が大好きなモーリス・ラヴェルの名前をさりげなくいれたタイトルにしていたとは、気づかなかった。
とにかく『塩谷哲・前世パリジャン説』を相変わらず言っておりましたが、これからも おフランスの香りをのせた曲をどこかに散りばめていってほしいです。

saltにとって、タイトルはそんなに重要なものではないようだ。

それにしても、シンとしているときに、お腹が派手になるのはいくつになっても恥ずかしいもんだ。
音に集中して聴けない時間を過ごしてしまった・・・・なんと もったいない。


MC: アンコールの前に告知をさせてください。 (ということで、salt&sugarの話題に。)

(salt&sugarのNEW ALBUMに載る 竹善さんのお姿がsaltには納得いかないようで。)
こんな(口にだして細いとは言わない)姿、見たこと無い。 どう考えても圧縮している。
僕も、ちょっとシェイプしたんですよ。わかる? 最近、走っているんですよ!
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(ここにも走り出した人がいるわ。 男40歳を過ぎると やはり体型が気になり始めるのかしら?)


いっぱい喋りすぎたと言って、アンコールに応えて演奏した曲は
EC#1.Preciousness
音楽に対する感謝の気持ち 祈り という感じでした。
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by hello02 | 2009-07-05 15:04 | ピアノあれこれ